新年も明けて、今年こそは英語を
ものにしょうと思っている人は多いと思います。
英語を上達するうえで、ネイティブと話す
ことは絶対に必要になって来ますが、
英会話スクールでネイティブから習うという
立場で英語を話すのと、
実際に海外に出て（語学学校等は除く）
現地の人と英語を話すとでは、
同じ英語を話すことでも意味合いが
大きく違ってきます。
英会話スクール等でお金を払って英語を話す場合、
ネイティブは雇用されて教えるというビジネス
という立場で接してくるわけです。
当然、通う側もお金を払って習うという
お客さんの立場で、英語を話すことになります。
そこには金銭的な利害関係の上で
成り立っているわけで、教える側のネイティブも
相手がどんな人であろうと顧客満足度が上がる
ようなパフォーマンスをビジネス上やらなくてはなりません。
逆に通う生徒側は、受け身で相手の進めるまま
レッスンを受けていれば良いので、ラクな立場で
聞いていれば良いのわけです。
さらに英会話レッスンである以上、英語の技術的なことや
知識を得るのが目的で通うわけです。
日本に住んで、日常の生活でネイティブと話す機会は
普通はないわけで、それを金銭を払って合理的にその時間を買う。
というのが、英会話でネイティブレッスンを受けるメリットです。
それに対し、
旅行なり海外に行って
実際に現地で個人的に知り合って英語を話す場合は、
当然、お互いに何の利害関係はなく、
対等な立場で個人対個人の会話なわけです。
お金を払って受け身でも良かった英会話レッスンとは違って、
海外で知り合って英語を話すということは、
相手が自分に興味がなければ、会話が広がって
いかないし、
逆に興味を持てば、好奇心でどんどん話が
広がっていくわけです。
そこには英会話レッスンで必要な「英語」という
語学的な要素よりも、いかに言いたいことを伝えるか
という会話の内容のが重要なわけです。
と言っても、正しくない英語を口数だけ増やしても
正確には伝わらないものは、伝わらないので、
当たり前のようにきちんとした英語が言えることが
前提です。
しかし、海外で実際に英語が出来ない自分に
手加減もしないで話しかけてくる相手に
どう伝えようかと、
少ないなからも英語の知識を絞り出し、
どう英語で言えばよいのか考えるわけです。
海外でリアルに英語を話さなくてはならず、
言いたいことを伝える目的のために、
自分の頭で考えて英語を話そうとする
ことが求められるわけです。
一見するとただ会話のようだけど、
この当たり前に話す体験って、
英語を学び続けるうえで、ものすごく大事なんです。
英語初心者なら、言いたいことの3分の１も
言えないと思いいます。
また、
ほどんど相手が言っていることも聞き取れないと思います。
英会話のレッスンなら、「オーケー、オーケー」で
慰めてくれるかもしれないけれど、
海外で実際に英語を話す場合、
話せず、聞き取れなければヘコむしかありません・・・。
この”ヘコむ”という経験は、次につながる
物凄いパワーになるんです。
英語が合っている、間違っているという次元ではなく、
自分が英語ができないことで、人とのつながりが
滞ってしまったわけで、本来の意思の疎通の
手段としての英語を学ぶ必要性だったり、
本当の意味が心の深い部分で理解できるようになります。
実際に海外で英語を話して、話せずヘコんだ
体験があると、
じゃ、
「どうすれば話せるようになるか？」
「今の自分には何が足りないか？」
自分の頭で考えるようになってきます。
自分でも英会話スクールを主催していますが、
それを否定するわけではありませんが、
入会希望者の多くがおけいこ事感覚で、
受け身的な考えの方がほとんどです。
面白楽しく英会話のレッスンの時間を
すごすのが目的ではなく、
自力で言いたいことが言えるように
なるようになるのが楽しいと思えるように
なることであって、
そうなるには「自分で考える」ことが
必要で、自分で考えるようになることで
記憶にも残り、
そして使える英語の応用力として蓄積されて
いくことにもつながってくるんです。
英語が話せるようになってから、
海外になんてビビっていないで、
英語が出来ないなら出来ないなりに
イザとなればなんとかなるし、
海外で誰も頼る人がいないとなると、
人は崖っぷちに立たされると
以外に出来てしまうものなので、
本当の英語を学ぶ意味を実感するためにも
どんどん海外に出てヘコむ経験をした方が
マインド的に得るものは大きいです。
でも間違ってもツアー旅行なんかで行っても
意味がありませんので・・・。 (^▽^;)
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