今やそんなの常識っていうくらいに、英語を
話せるようになりたけりゃ、海外に行くのが
一番の方法と思っている人は多いともいます。
現地に溶け込んで、日本語を一切使わないで
英語漬けの毎日を送れば、嫌でも英語を覚える
ようになる環境に身を置くことこそ、近道だと
言われても誰も疑わないと思います・・・。
大学時代に語学留学していた人や、ワーホリ
など、海外渡航経験している人はそんなに
珍しいことではないと思います。中には自分も行って
いたという人もいるかと思います。
しかし、実際に周りを見渡してみて、英語が
上達した人はそう多くないんじゃないでしょうか?
海外に行くこと自体は、世間を知らずに日本だけの
世界しか知らないよりか、外向き指向で良いこと
だと思います。
特に初心者に多いのが、行けば何とかなるとの思いで、
とにかくまずアクションを起こして、日本を飛び出して
現地に行って頑張ろう! なんて思っていたけど、
結果、現実を思い知らされて帰国っていうパターンは
ありがちです。
せいぜい成果があった事と言えば、外国人馴れしたこと
くらいでは、何十万、何百万円掛けてその程度
では、費用対効果としては悲しすぎます。
かつて自分が単なる旅行でNZに行ったときにも、
何人かワーホリで滞在している日本人に会って、話しを
聞いたことがあります。で、こんなことを言っていました。
みんな最初は語学学校に行って、一番下のクラスから
始めるけど、最後まで下のクラスに残っているのが
日本人だけ、最後まで出席している人はまだマシな方で
ほとんどが途中から来なくなって辞めてしまうらしいです。
その時、実際に会った、大阪で英語の講師をしていて、
辞めてワーホリに来たというA君でさえも、NZに1年近くいても
自分で電話で用が足せないからと、自分が彼に代わって
やってあげたくらいでした。
ふつうに考えて英語なら何となく理解は可能かも
しれないと思うけど、ではスペイン語圏に自分が飛び込んで
生活したとして、何もせず1年後にスペイン語が
上達できるように自信ありますか?
自分ならありません。無謀です!^^;
なぜそうなのかという理由は、これまで書いてきた「3つの方法」の
根拠がここにもあります。
この英語を話せるようになるための、この3つ が
身についていない状態で英語漬けの生活になろうが、
日本人なら、いったん日本語で考えることが
身についている以上、絶対に日本語の考え方なしで、
他言語を理解し使えるようにはなりません。
そのためよく聞く「赤ちゃんが言葉を覚えるように」英語を
覚えるという理屈も、すでに基本になる言葉を覚えた大人には
通用しません。まやかしの屁理屈です。
海外で生活したことがある人はわかると思いますが、
じゃ、現地で基礎からやればと思うかもしれませんが、
英文法や英単語などチマチマ覚えようなんて
気がハッキリ言って起こりませんし、覚えた知識が
使える知識に変わるまでに時間差があるので、暗記したから
すぐに英語を聞いて、話せるようにはならないんです。
海外に行ったら、もうそこはしゃべりの実践の場なのです。
この「3つの方法」は日本で完璧にしていないで
海外に行ってやっても、遅すぎるし意味がありません。
日々地味なことをやり遂げてこそ、海外に行ったときに
楽しめるようになるんですよね。
実際に海外に行って英会話力が伸びている人とは、
日本にいる時に英文法やボキャブラリーなど地味な学習が
あったからこそ理屈(英語の基礎)と実践(実際の
英語での日常)が噛み合った結果でしょうね。
案外オモロイじゃん、と思ったらポチっと↓