先日、11月4日の深夜番組で、
こんなの↓↓やっていました。
見ていない方は、まず観てください。※動画内(1:50-7:20)
「英語の点数を倍にしたければ、問題集を解くな?!」
というテーマに惹かれ、この先生も同じような視点でみているんだなと
思い、どんなこと言うのか?と結構期待して観ました。
このブログで何度となく言っているように、
「英語の問題集をやってはダメ」という共通する点で、
どんな説明を展開するんだろうと思っていましたが、
英語は声に出しさえすればOKみたいな、
説明が雑すぎてちょっとガッカリしました。
番組のゲストは安河内氏が言うことに
目から鱗みたいな納得していましたが、
英語を声に出して学習する部分は納得できますが、
かなり突っ込みどころ満載だと思って見ていました。
番組内でカッコの英語の問題文の
Could you give me a discount?
を例に出していますが、
要は、英語は声を出して
「フレーズの丸暗記」と言っているわけです。
しかし、短文の英語フレーズを丸暗記で積み上げていっても、
「英語の点数を倍にしたければ、問題集を解くな?!」と
英語のテストを解くことを焦点に言っていると思いますが、
実際、入試で出題されるメインの長文読解問題はできるようには
なるとは思えません・・・
また、
英作文問題も声に出して丸暗記だけやっても、
結局、覚えたこと以外は応用が効かないので、
英語に組み立てられるようにはなりません。
この主張で何が足りないかといえば、
「英文法」の思考が完全に欠落しているんです。
安河内氏自身でも、「やさしい英文法」の文法書を書いているのに、
ここでは”英語は声に出して覚えればいいんですよ。”と、
さも英語は声を出しさえすれば、簡単に身につきますを
ここではアピールしていますが、英文法の必要性の話は
一切出てきていません。
実際、英語で言いたいことを言う場合、
フレーズ集なんかには載っていない、変則的な
ことを言いたい場合がほとんどだと思います。
It’s a piece of cake! (そんなの朝飯前だよ)
That’s too bad ! (それはいけませんねーっ)
みたいな、
会話で使うイディオム的な決まり文句は、理屈抜きで
丸暗記しないといけませんが、
英語が自在に使えるようになるには、
英文法を知らないと英語は使いモノになりません。
この例題の Could you give me a discount? の場合、
Could you ~ ? で、
「~していただけませんか?」と
第四文型を取る give の使い方がわかって、
暗記するというのなら意味があるわけです。
ちょっと安河内氏も、番組内でスズキナナに文法的な説明しかけて、
言ってもわからないだろうと、途中省いていますが(笑)
本来、そこが大切なのに、
フレーズを声に出して丸暗記すれば、
穴埋め問題も、並べ替え問題も出来て、
会話でも使えますって、かなり荒っぽく
言い切っています・・・・。
もし、それでテストも英会話も出来れ、ば
世の中に浪人生はいないし、みんな英語がとっくに
話せていますよ。
唯一、理にかなっているのが「声に出す」という部分ですかね。
これはまさしく「音読」の部分で、あなたもすでに取り組まれているはずです。
普段から英語を声に出すことで、とっさに英語が声に出るようになる
思考と声帯との相互の太い通り道が出来るようにするためです。
しかし、
英語のルールである英文法に従って、
論理的に考えることができて、声に出すことが意味を
持ってくるので、
何も考えず言われたまま、鵜呑みにしてしまうと
自分が振り回されてしまうので、英語にみならず
本当にそうなのかを判断する意味でも、論理的思考は
やっぱり大事ですね。
PS:動画内の言い換えの例で、「~give me a love 」とか
さらっとフツーに言ってのけてましたが、
“love” は不可算名詞なので、 a love とは言えないので、
”your love” とかに変える必要があります。
細かいことですけれど、やっぱり文法力が無いと、こんなことにでも
おかしいとすら見ていて気づかないわけです・・・・。
□■□━━【PDF版 無料配布】━━□■□
「ゼロから飛躍的に上達する3つの方法」をまとめた無料レポート配布中!
↓↓↓
無料ダウンロードはこちら
案外オモロイじゃん、と思ったらポチっと↓