英語がペラペラ話せる人はいいなと、

特に全く話せない初心者は憧れると思います。

 

 

だけど一見、言いたいことが何でも言えて

無意識に口を突いて言葉がいろいろ出て来る

ように見えますが、

 

 

帰国子女でもない限り、「無意識」という

状態で言葉を発するなんて不可能なわけです。

当たり前なことですが、

 

 

英語を話す際には瞬時、瞬時に

多くのことを検証して言葉を選ぶ

ことのくり返しで、会話が成立しています。

 

 

特に日本語から英語に言い換える際に、

動詞だけでも大まかに同時にこれだけの

ことを一瞬で判断しているのです。

 

 

*be動詞か?一般動詞か?

 

*時制:現在か? (現在なら原形か?、三単現のSか?)

過去か? (過去形、過去分詞形の変化形は何か?)

・・・・未来か?、現在完了か?、過去完了か?、未来完了か?

 

*熟語、イディオムは当てはまるか?

 

*助動詞は必要か?: may, must, will, can, could, might, would,

 

*態: 能動態か?、受動態か?

 

*進行形か?

 

 

わかりきっていることかもしれないけど

実際にはもっと多くのことを判断して、

 

 

コンマ何秒かで英語に仕上げていく作業を

常にくり返し続けるわけです。

 

 

たった「動詞」だけでも

これだけ判断要素があり、

 

言いたいことのすべてを0.5秒位かそれ以下で

判断していかなくては言葉のキャッチボールにはならないのです。

 

 

無意識にペラペラ話しているように見えている

脳の中では相当な数の検証と変換が行われているのです。

 

 

熟語、イディオムはピッタリとハマれば、考える作業を省略

できる反面、知らないといくら考えても出てこないわけで、

ある程度の正確な英語の知識が絶対量必要で、

 

 

うるおぼえではなく確実な知識として覚えないと、

とっさに正しい判断は導き出せません。

 

 

日本語→英語に変えて組み立てる訓練を

くり返し、くり返し思考パターンを自分の中で

つくりあげておく必要があります。

 

 

英語に変換する考え方のクセをつける

ことが、無意識に英語をペラペラと話しているように

見えるまでにスムーズにできているというわけです。

 

 

「考え方のクセ」をつけるということは、

要は英作文にする作業を多く、そして出来るように

ならなくてはダメです。

 

 

 

最初はじっくり考え紙に書いて、時間をかけて、

なんとなく英語を書き上げるのではなく、

 

 

文法的に非の打ち所がないといえるところまで、

こだわるところから始めて、何度も何度も論理的な

思考で文法に基いて考えることができて、

 

 

最終的にとっさに英語が話せるようになるのであって、

 

 

英会話の場数だけで、「考えるクセ」の英語の思考無くして

とっさに、それも「ペラペラ」になるなんて無理です。

 

 

 

考える英語を散々くり返した結果がペラペラであり、

何も考えていないように見えるくらいになった

だけなのが英語がペラペラになる正体なのです。

 

 

なんでこんなことを書くのかというと、

安易に「○○するだけ」とか「○日間でペラペラ」

みたいな教材に喰い付く人は、上達のプロセスが

わかっていない情報弱者なので、信じてしまうわけです。

 

 

 

ある日突然、ペラペラなんてありえないので、

筋の通った学習をやり続けた人じゃないと、

 

 

最終的には英語はものに出来ないので、

わからなくて、逃げたところで上達がそれだけ

 

 

遠のいていくだけなので、あれこれ手を出さずに

信じてくり返しあるのみです。

 

 

 

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